話題の販売サイト「Gumroad」を使ってみた。

画像で好きなものを集めていくPinterest(ピンタレスト)が話題だが、そのPinterestのデザイナーだった弱冠19歳のSahil Lavingia君が起業して、まだFacebookが無名だったときに投資したアクセルパートナーズなどのベンチャーキャピタルから110万ドル(約8000万円)を調達して始めた「Gumroad」というサービスが話題だ。どんなサービスか?というと、「何かを売りたいときに使うサービス」なのだが、とにかく簡単なのだという。ということで、使ってみました。

Paypalのアカウントを作る。(持っている人は②へ) 〔約5分〕

 アメリカではオンラインショッピングをするときには必須。日本でもeBayなどで買い物をしたことがある人は「Paypal」のアカウントを持っているだろう。Gumroadで商品を売るためには、Paypalのアカウントが必要ということで、この際登録をした。Paypalの登録も非常に簡単であっという間にアカウントが開設できた。(Paypalの詳しい説明はこちらがわかりやすい。)アカウントの種類は、「パーソナルアカウント」と「プレミアアカウント」、「ビジネスアカウント」の3種類があるが、Gumroadではお金を受け取ることもあるので、「プレミアアカウント」にした。(ちなみに、「パーソナルアカウント」でも年5回までお金を受け取ることができる。)

②Gumroadのアカウントを作る。〔約1分〕

Gumroadのサイトは早くも日本語対応したということで、非常にわかりやすくなった。
トップの「Gumroadに登録」というところで、FacebookTwitterのアカウント経由もしくは、メールアドレス+パスワードを登録。なんとこれだけで、売る準備が完了。簡単すぎる!!!

この後、認証とか口座登録とか色々あるんだろうなぁと思ったら、あっという間に「準備ができました」というメールが送られてきた。不安になる気持ちもあったが、とにかく簡単なのはいいことだ(笑)。ログイン後、「設定」でPaypalアカウントを登録し、これで全て準備は完了。

③商品を売る。〔約2分〕

何を売るのか悩んだ結果、昨年ネパールに旅行したときにとった写真をセレクト。

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 ヒマラヤ登山の出発地でもある保養地ポカラの最大の湖で撮影した写真。
チベット仏教の祈祷旗である「タルチョー」とほとりでたたずむ一人の男性がポイントのわれながらなかなかよい構図(笑)の、ポカラののんびりした感じをうまく表せた写真だ。

ログインをすると、トップページに「商品名」「リンク(とファイル参照ボタン)」「金額」を入れる場ソがあるので、「商品名」を入力(もちろん日本語でもOK)し、「ファイル参照ボタン」で、ローカルのファイルを選択。ネットワーク上においてる場合はリンクを書く。最後に金額を入力して、「リンクを作成」のボタンを押す。

・・・と、これだけでも完了だが、

一応、登録後は、編集で「商品の説明」や「プレビュー画像」などを入力できるので、入力した。ここまで、やっても、かかった時間は2分ぐらいですぐにできるだろう。

④サイトに展開して、売れるのを待つ(?分)

できたサイトは、これ。シンプルだけど、悪くないデザインです。さすがデザイナー(笑)。

 

その後は、Gumroadからも「Facebook」や「Twitter」に投稿しようというボタンがあるし、拡散の方法はいくらでもあるだろう。

 

「簡単」ということで、セキュリティの甘さは、確かに気になるし、「だれかが勝手に売れる」という著作権関連のリスクは確かにある。でも、これだけ簡単(Gumroadだけだと、3分でできる)というのは正直驚いた。今回は写真でやってみたが、例えば、小説などを途中まで書いて、「この先は・・・」ということで、売るとかもありだろう。変なノウハウとかも売れるかもしれない。インターネットの情報は無料というのが常識だったが、もしかしたら「ちょこちょこ売る」とかもあるかもしれないな。

今後、法的リスクなどが出てくる可能性もあるが、面白いし、もしかしたら何か大きな変化の前触れだったりする??とも思わせるサービスだった。

ちなみに、買うときにはどうなるかって?

知りたい人は、ここから是非試してみてください。